モノノコト

自分の好きなものについて、適当に書いてます。

電子辞書

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私の愛用している電子辞書は,セイコーインスツルSII)の2006年発売の英語専門家向けのSR-G10000と,英語学習者向けSR-S9002の2台だ。前者は主に会社に置きっぱなし。後者は常にリュックに入ってて,海外行くときなんかも持って行く。S9には自然科学系和英大辞典と180万語対訳大辞典が搭載されてるので,農学系の自分には持ち歩くにはS9の方が便利なのだ。

電子辞書にSIIを選んだ理由は,英語学習者の自分にとってコウビルド英英辞典を搭載しているという理由が大きかった。コウビルドはロングマン等と異なり,説明がSVOと文章で記載されているので,これが学習者向けに良いと言うことでSIIを選択した。残念ながらS9にはコウビルド搭載していないのだけど,G10000を先に買ってたのでS9買った感じ。

SIIの電子辞書はカラーのDAYFILER(DF-X9000)も買ったんだけど,動作がもっさりしていてすぐに辞書を引けない,タッチパネルが面倒くさい,バッテリーが持たないってこともあり,ほとんど使う事無く手放した。SIIは満を持しての発表だった機種のような感じもするけど,使い勝手が悪かったのが致命的だった。恐らく画面をカラーにしただけでは,カラー化で先行するCASIOやSharpには太刀打ちできないとか考えて,タッチパネルとかにしたんだろう。EPUBやPDFも見れたり,ATOKも搭載してメモもできると,もはや電子辞書と言うよりはPDAって感じだった。ただもう電子辞書としては使いにくく,PDAとしてもいまいちで値段も高くて売れなかったんだろうなあ。恐らくこの失敗が引き金で,SIIの電子辞書事業は2015年3月末で撤退ってことになったんだと思う。ちなみにOSはAndroidだったと思う。言い辞書作ってたから本当に残念でしかたがない。

2021年現在でSR-G10000なんて15年前の機種なんだけど,いまだに壊れず愛用してるわけだから,電子辞書が売れない理由だよなって思う。

自分もiPhoneにもかなりたくさんの辞書を突っ込んでるけど,やっぱり物理キーが付いてる方が検索しやすくて便利だし,iPhoneで購入した辞書の金額を考えるとこれだけ最初から一式入った専用機の方がお得だよな。

ポメラDM200にも辞書が付いてるけど,正直,英英辞典がほしかったりかなり物足りないので,次のポメラなんかはCASIOの電子辞書カードが使えるようになって欲しいな。

現在はCASIOとシャープが電子辞書を作ってるけど,シャープが元気ないからCASIOのほぼ一強だけど,ないと困るんでみんな買ってちょうだい。